京つう

学校・学生  |中京区

新規登録ログインヘルプ



2010年07月16日

(48)哲学

最近哲学の奥深さに驚かされました。

哲学の根本的問いは、「生それ自身についての問い」です。この時点で、なんか圧倒されます。

哲学の中で、最もなるほどなぁ、と感心したのは、人間は基本的に「直観補強型思考」と呼ばれるものであるらしい。
「直観補強型思考」とは、現在、様々な社会問題が存在するが、そのような諸問題について、様々な主張や意見が存在しています。そして、大体はそのさまざまな主張や意見の中で、自分の考え、感覚になんとなくフィットするものを選択しています。
もちろん、それらの諸問題に対して自分なりに考え、学んでいっているつもりだが、実はそれは自分の考えや感覚にフィットする意見や主張を、様々な知見、情報によって補強するような仕方で考えているということです。

ある問題について、多くの本を読んだり、資料を調べたりする、そのような努力をする人は、「自分の思考」であると考えます。
が、しかしその行為が行っているのは、じつは自分の始めの直観を“補強する”ということにしか過ぎないわけです。

これがいわゆる「直観補強型思考」と呼ばれます。

哲学はこれと違って、自分の直観を補強しようとする考え方ではなく、自分がなぜそのような直観を持つのかということを検証し、確かめるような考え方、「直観検証型思考」です。

今、政治でもなんでも様々な問題について(自分も含め)○○が正しいというような価値観を自分自身持っていることが多いと思います。そのような状態にあると気付いた時、一度このような「直観検証型思考」に変えてみてはどうでしょうか?
今まで絶対と思っていたこと、重要だと思っていたことが、意外にそうでなかったり、些細なことだったりするかもしれません。

このように、様々な思想によって対立が繰り広げられている現在、ほんの少し哲学について勉強してみるのもいいかもしれません。

Posted by アニメプランナー1級  at 17:18 │Comments(2)

この記事へのコメント
まだプロレゴーメナやな!フェアヌンフトを突き詰めないとな!
Posted by タダノエイギョウ at 2010年07月17日 00:25
哲学って面白いですね!!
Posted by アニメプランナー1級アニメプランナー1級 at 2010年07月19日 01:35
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。